CBTファーマシューティカルズ、クラウンバイオのCtla-4抗体のライセンス契約により、癌免疫治療のパイプラインを拡張


サディエゴ, March 23, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- クラウン・バイオサイエンス・インターナショナル (Crown Bioscience International、TWSE:6554) の完全所有子会社であり、世界的な創薬研究開発サービス企業としてオンコロジー、炎症、心血管、代謝疾患の研究を進歩させるトランスレーショナルプラットフォームを提供しているクラウン・バイオサイエンス (Crown Bioscience, Inc.、以下「クラウンバイオ (CrownBio) 」) は、米国と中国に本拠を置く革新的なバイオ医薬品企業、CBTファーマーティカルズ (CBT Pharmaceuticals、CBT) と戦略的ライセンス契約を締結したことを発表した。

この契約により、CBTは、細胞傷害性Tリンパ球抗原4 (CTLA-4) 分子上の分化したエピトープを標的とする新規の組換えヒトモノクローナル抗体の全世界における独占的開発および商業化の権利を取得する。この抗体のCTLA-4への結合は、CTLA-4とそのリガンドCD80/CD86との相互作用を遮断し、細胞傷害性T細胞を能動的に機能させる。

このグローバルライセンス契約の規定により、CBTはPD-1およびPD-L1阻害剤の既存の癌免疫治療パイプラインを補完する第3のチェックポイント阻害剤にアクセスできるようになる。クラウンバイオは、4700万ドル (約49億6,700万円) を超える将来の潜在的な開発、規制、販売ベースのマイルストーン料金の支払、および売上純額に対するロイヤルティの支払を受けられる。第1/2相試験の第1相単剤療法の推奨部分が完了すると、CBTの癌免疫治療と標的療法のポートフォリオのこの他の相補的療法との併用が開始される。

CBTの最高経営責任者兼社長のサンジーブ・レドカー博士 (Sanjeev Redkar, PhD) は次のように述べている。「今回のクラウンバイオとの契約は、癌免疫治療と標的療法のパイプラインを組み合わせたプログラムのポートフォリオを開発する戦略のもう一つの要素です。さまざまな悪性腫瘍やより多くの癌患者で、有意義な臨床効果や生存率改善につながると考えています。CTLA-4アセットは、当社の継続中の臨床研究にも適合しており、2018年末までに追加の3剤と2種類の併用治験を開始することが期待されています」

暫時最高医療責任者であるティルマン・ピアース医師 (Tillman Pearce, MD) は次のように述べている。「CTLA-4アセットはさらに強い結合を示し、非臨床モデルでは市販のCTLA-4よりも効果が優れているため、臨床試験で差別化ができる可能性があります」

クラウンバイオのCEO、ジャン = ピエール・ウェリー博士 (Dr. Jean Pierre Wery) は次のように述べている。「クラウンバイオでは、バイオ医薬品の顧客とパートナーが、患者たちの治療選択肢を改善できる薬剤を製品化するための科学的プラットフォームを実現しています。これには、独自の抗体の戦略的ライセンスも含まれています。CTLA-4組換えヒトモノクローナル抗体のライセンス付与により、CBTの革新的な癌免疫治療パイプラインをサポートすることを嬉しく思っています」

CBTファーマシューティカルズについて

CBTファーマシューティカルズ (CBT Pharmaceuticals, Inc.) は、免疫系を活用して癌を克服するために特定の分子経路を標的とする治療法に焦点を当てることにより、オンコロジーの併用療法の発見と開発における世界的リーダーになることを目指している革新的なバイオ医薬品会社である。CTLA-4の買収は、同社の4つの開発段階にあるアセットのパイプラインを補完する。CBTは、免疫細胞のプログラム死-1 (PD-1) 膜受容体を標的とするCBT-501と、免疫系が癌細胞を認識して死滅させる能力を復活させるプログラム死リガンド-1 (CBT-502) の、2つの新規ヒト化モノクローナル抗体を有している。さらに、上皮間葉転換 (EMT) 経路を標的とする経口c-MET阻害剤であるCBT-101、および無制御増殖シグナル伝達経路を標的とする経口多標的キナーゼ阻害剤であるCBT-102も有している。同社は2016年に設立された。詳しくは、www.cbtpharma.comを参照され、Twitterで@CBTpharmaをフォローされたい。

クラウンバイオについて
クラウン・バイオサイエンス (Crown Bioscience, Inc.) は、オンコロジー、炎症、心血管、代謝疾患の研究を進めるためのトランスレーショナルプラットフォームを提供する世界的な創薬・開発ソリューション企業である。関連モデルと予測ツールの幅広いポートフォリオを駆使して、顧客企業がより優れた臨床約候補を提供できるようにしている。

問い合わせ先
カミー・デュオン (Cammy Duong)
マクドゥーガル・バイオメディカル・コミュニケーションズ
(MacDougall Biomedical Communications)
781-591-3443
cduong@macbiocom.com